2024年10月21日月曜日

『ワンダーJAPON(9)』発売中&『ゆるカワ珍スポ大図鑑 ワンダーJAPON編』発売!

 2024年7月に『ワンダーJAPON(9)』が発売したのに
SNSでの宣伝の方ばかりかまけて
すっかりブログの方をないがしろにしてました。

その間、NHKカルチャーでワンダーJAPONの配信したり
大阪なんば、味園ビルでトークイベントをしたりしつつ
さらに『ゆるカワ珍スポ大図鑑 ワンダーJAPON編』の
制作準備をしつつ、9月には長野取材、
10月あたまに岩手での八潮秘宝館出開帳取材、
10月第二週に新潟取材を5日間行い、やっと帰宅。

てことで、長野・新潟の信越ワンダーですね、次は。

武蔵野美術大学での講義も10/22と29は芸祭でお休みなので
やっと次の『ワンダーJAPON(10)』の準備を本格的に行っています。
2025年1月下旬発売予定です。

こちらが絶賛発売中のワンダーJAPON(9)


越生町の謎スポット、「神辺土建コレクション」は
雑誌できちんと紹介されるのは初めて?

内容詳細はAmazon

なお本誌で紹介している八潮秘宝館は、館主が作品作りのため
紹介した途端休館してまして2025年初頭にちょっと再開し
その後、本格的に再開となるようです。

八潮秘宝館のブログ



そしてワンダーJAPON初の関連本が10月16日に発売しました。

『ゆるカワ珍スポ大図鑑 ワンダーJAPON編』


こちらも詳細はAmazon

表紙だけでも手元に置いておきたいと思わせるものです。
寝室に1冊置いて、寝る前にパラパラ眺めてもよし(スマホはよくないです)
仕事部屋に1冊、気分転換に。
このレトロなロボットすべり台のキュートさに
プレゼント用に1冊、保存用に1冊…気づいたら4冊購入していた!
…そんな人が死ぬほど好きです。

このロボットすべり台だけでも6種類も登場!
微妙な違いが楽しいのでぜひ本書でご確認を。

なお、表紙・本文ともデザインはセキネシンイチ制作室。

けっこうあれこれ注文つけても、なんやかんや最終的には
すごくいいものにまとめてもらって助かっています。

黄色の部分は蛍光カラーなのでもっと派手でPOPです!




2024年1月25日木曜日

ワンダーJAPON(8)2024年1月26日発売! 2/3は京都でトークイベントあり!!

(年2回しか更新しないブログをなんとかしなくちゃ。)

2024年1月26日(金)、ワンダーJAPON(8)発売!

廃墟、巨大工場、戦争遺跡、B級スポット、地下空間、珍建築、赤線跡、珍寺珍神社…

などを紹介するアンダーカルチャー旅行マガジン「ワンダーJAPON」の8号目です。


テレビの情報番組や旅行ガイドでうんざりするほど紹介される

有名観光スポットやグルメ、温泉情報はいっさい出てきません。

個人的には温泉大好きですけど。


今回は新刊発売を記念して、2月3日(土)夜に京都 蔦屋書店でトークイベントもあります。詳細は下の方。


【特集 高知・徳島 異空間旅行】
内容一部▼
◆登録有形文化財になったレトロSFチックな海中展望塔(表紙)
◆渓谷の廃墟趣味をおおいに刺激する遊歩道
◆永遠に未完の城塞建築「喫茶 大菩薩峠」
◆巨大ザメが入り口でお出迎えするカオスなレストラン
◆ポスターだらけの山のミニ映画館
◆ウミガメ産卵地に作られたゆるカワ公衆電話
◆ネコ大仏やネコ七福神もいる招き猫だらけの神社
◆日本最大級だった森林鉄道の廃線遺構
◆解体業でタダで入手した建材で珍アート三昧
◆高知と徳島の性神神社仏閣
◆50年前で時間の流れが止まったままのレトロ喫茶店
◆山の斜面を埋める秘密基地のような巨大工場
…などなど26か所のリアルに存在する異界を紹介!

◆高知のミニレトロ博物館で岡山のあの鬼2体に遭遇


◆電力王が手掛けた徳島の水力発電所跡

他にもいろいろな企画があります。

★若松鉱山跡の記録(鳥取)
かつて日本最大のクロム鉱産出を誇った若松鉱山。1996年の閉山から四半世紀を経た今もジョークラッシャーやハルツジグ比重選鉱機など鉱山機械が数多く現存する産業遺産の宝庫です。貴重なその姿を記録。今後、定期的な公開・見学会の開催が期待されます。

ハルツジグ比重選鉱機

★大道芸術館 museum of roadside art(東京)
3階建ての元料亭に、総勢7体ものラブドールに、妖しい蝋人形3体、さらに鳥羽SF秘宝館の膨大な数の人形と近未来セットを再現した部屋に加えて、壁や階段を埋め尽くす艶っぽいバッドアートの数々。都築響一さんが取材の過程で、あるいは取材のために自腹で買ったものがたまりにたまった、やっと日の目を見たといった18禁のミュージアム。


1階に「いる」ラブドール。この部屋には妖しい蝋人形も


★某テーマパーク廃墟
バブル崩壊でメインバンクが破綻し閉園となった某テーマパークの廃墟。異文化の香りをまとった教会と火災で炎上した生々しい跡も多数残る壮絶な廃墟美が魅せます!
某テーマパーク内のホテル廃墟


★ループ魚道の魅力

一時期各地に作られたらせん型の魚道。ものによっては巨大な戦争遺跡のようなものもあり、非常に魅力的ながらも全国に数えるほどしか激レア土木構造物だ。そんなループ魚道を全国リスト付きで徹底紹介します。

高知にあるループ魚道(2023年夏関口撮影・本誌では協力者さんの画像がメイン)


お近くの書店にてぜひご予約を(送料&取り寄せ無料)。


Amazon(中身の紹介あります)


★2月3日(土)夜、【京都 蔦屋書店】でトークイベント開催!

ワンダーJAPON(8)の発売を記念して、編集長によるトークイベントがあります。
ゲストには昨年末発売の『まちかどガードパイプ図鑑』が大好評の岡元大さんが登場!
京都は遠くて…という方は、オンライン配信もあるのでご都合がつくときにでもご覧いただけるとうれしいです。

ご予約・詳細はコチラ
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             





2023年7月12日水曜日

7/19発売のワンダーJAPON7号は北海道大特集!

2020年夏の復刊からあっという間に3年目(と本人は感じている)

7月19日にワンダーJAPON 7号が発売となります。


今回のメインは北海道大特集。

なんだかひどく気になる場所へ吸い寄せられるように

約2600km走行し取材してきました。


他には、多くの建物が解体の危機にある「京都 橋本遊廓の記録(昭和12年の地図付き)」

2011年のオープンから大変貌を遂げた「まぼろし博覧会」

全国で最も風変わりな練り供養を紹介した「不思議な神社仏閣」もあります。



◎北海道
廃線(未成線)跡、バブル廃墟の遺物・金色観音像、
地元の人にも廃墟だと思われているカニ料理専門店(メニューは1種類)、
モジダラケの謎の鍵屋さん、レトロSFチックな水門、
まったく対照的な貝の資料館と博物館など
見るだけでも十分楽しめる内容です。

・タイヤ星人

・謎の仏像群


・炭鉱メモリアル森林公園(三菱美唄炭鉱跡)

赤いの竪坑櫓、右奥には道内最大の原炭ポケット、
傾いている看板には「熊の目撃情報がありますので十分注意して下さい」と書かれてます。


◎橋本遊廓
消えゆく赤線跡に触れる一方で
解体を免れた2つの妓楼建築を内部まで撮影。
息を呑むほどに美しいタイルやステンドグラスが楽しめます。

・旧三桝楼のステンドグラス


◎まぼろし博覧会
日々展示物が増殖・進化を続ける伊豆のまぼろし博覧会の
2011年オープン時とはすっかり様子が異なりカオス感が増大した
現在の姿を載せています。



◎不思議な神社仏閣
毎回、非常に興味深い珍寺を紹介してくださる
小嶋独観さんによる「不思議な神社仏閣」コーナーですが
今回の「弘法寺 踟(ねり)供養」は最高です!
仏像のお面を付けたあの世からのお迎え行列は全国で行われますが
鎌倉時代の仏像「被り仏」をすっぽり被って、歩いたりお辞儀をするのはここだけ。



◎Amazonはこちら

◎丸善ジュンク堂書店50店舗でフェア開催!

7/19日頃から新刊発売を記念して、丸善ジュンク堂書店(限定50店舗)で
『真夏の異世界旅行「ワンダーJAPON」フェア』を開催します。
バックナンバーを揃え、各号ポストカードのプレゼントがあります。
買ってない号があればぜひ。またプレゼント、保存用などにも買い足してください。
※ポストカードはなくなり次第終了

店舗リストはこちら










2023年2月2日木曜日

復刊から6号目、ワンダーJAPAN(6)発売!

復刊から着実に号数を重ねるワンダーJAPON

最新刊第6号が2023年1月24日発売!



特集「岡山・広島 異界紀行」は、

◎塩田跡に作られた会員制宿泊施設の水上廃墟↓



◎最恐コワモテで饅頭を売り込む赤鬼軍団

◎「広島空港の救世主」超巨大な人工メタル地盤と進入灯橋梁↓



◎赤線時代に作られた妓楼風旅館

◎鍾乳洞を利用したワイルド過ぎる県道トンネル↓



◎過剰な郷土愛でモジダラケとなった資料館

◎張り紙だらけでレトロゲーム充実の小さな駄菓子屋ゲーセン↓



◎有名建築家による巨大神殿と超美麗ゴミ焼却場

◎名勝&重要文化財にあるおっぱい観音堂

…など25か所以上の異界を紹介。


また、[不思議な神社仏閣・拡大版]では、

◎民衆のために海に身投げしたり土中で人柱となった2人の僧侶にまつわる奇異なスポット

◎隠れキリシタン関係と思われる洞窟内の巨像

◎つげ義春ワールドを彷彿させるカオスなお寺

…など6つの宗教関連を収録。


さらに、織物で繁栄した町の大歓楽街の残照に焦点を当てた特別企画「富士の裾野の町をさまよう」(山梨)

ドボク図鑑では巨大ロボット大行進を思わせる「長良川河口堰」(三重)や

究極のメメント・モリ施設「シャレコーベミュージアム」(兵庫)など

今回も見るだけで脳のあちこちが刺激を受け、なおかつ

「いつか行きたい」と思わずにはいられないワンダースポットが盛りだくさんです。


書店にない場合はぜひお取り寄せを(送料かかりません)。

「ワンダーJAPON(ジャポン)6号、スタンダーズ発行」です。 


Amazon(こちらにも内容詳細あり)

Amazon Kindle版(電子書籍)


【オンライン購入】

紀伊國屋 Web Store

ヨドバシ.com

楽天ブックス

HonyaClub.com

オムニ7

e-hon

HMV

TSUTAYA

Yahoo!ショッピング

honto




2022年7月21日木曜日

ワンダーJAPON 第5号 2022年7月25日発売!

 

絶景もグルメ情報もないけど人生が変わるぐらい

変なスポットに行ける《異空間》旅行マガジン

「ワンダーJAPON」最新刊5号、7月25日(月)発売!

Amazon


おもな内容

★愛人と息子を失ったマスターがペンキで絵を描き始めた喫茶店

★等身大人形で再現された江戸の歌舞伎小屋

★夢のお告げにより完成させた貝殻だらけの公園

★のこぎり屋根の跡がきれいに転写された紡績工場跡

★土地の形状に合わせて船舶スタイルに改造した家

★関越自動車道から見える謎の巨大煙突の正体

★山中の古代遺跡のような旧太子駅ホッパー遺構

★無数のタコの絵でびっしり埋め尽くされた不思議な神社

★崖っぷちに建ち今にも崩落しそうな巨大旅館廃墟

★淡路島の世界平和大観音、解体前の最後の姿


定価 1,540円(税込み)

A4変形判 285×210 mm オールカラー 112p

発行 スタンダーズ株式会社 03-6380-6132

全国の書店(在庫がない場合は送料無料でお取り寄せ可能)や

Amazonなどネット通販で購入できます。





2022年2月22日火曜日

■ワンダーJAPON 4号 発売中

先日、Twitterのフォロワーが15000人を突破しました。

UIがシンプルで使いやすく、投稿した時の反応もわかりやすいので

ついついTwitterを優先しがち。逆にここに書いてませんでした…。

2022年1月25日、おかげさまで「ワンダーJAPON」の第4号が発売となりました。

ぜひ書店さんでご購入をお願いします!

なければ、書店さんにご注文いただければ、送料かからず入手できます。

「ワンダーJAPON 4号 ISBN978-4-86636-539-8」(スタンダーズ)でいけます。

ISBNは「International Standard Book Number」、つまり国際標準図書番号で
978は書籍、4は日本なので、ここまではだいたいどの本でもいっしょ。

86636はスタンダーズという会社の固有の番号で、539-8は「ワンダーJAPON 4」を表しています。

そんなゴタクはいいとして。

表紙はこちら。


詳細はAmazonに書いてあるのでそちらを参照していただけると!(手抜き)

オススメは…全部ですが、川にせり出したレトロな建物がかっこいい旦過市場は

もうじき解体されるそうなので、貴重な記録じゃないかと思います。


火星人の公園遊具も同じく解体が危惧されるのでそれも貴重なはず。

あとモジダラケの特集は、既に大反響を呼んでます。

特に「アダルト保育園」と「黒い家2021」、それに閉館前の「戦史館」が永久保存版的なものになるのではないかと。






2021年7月21日水曜日

■「ワンダーJAPON」として復刊した経緯

ワンダーJAPON1号(ワンダーJAPANからの復刊)〜3号(最新刊)まで

絶賛発売中なので、まだ迷ってる方はぜひこの機会にご購入を!


ワンダーJAPON 1号 ▼





ワンダーJAPON 2号 









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前回のブログ、復刊までのおさらいの部分が短かったのでもうちょっと詳しく書きます。


会社的には「利益が出ない」、営業からは「売り方がわからない」ということで

2012年6月に泣く泣く休刊した「ワンダーJAPAN」。


普通の雑誌は情報の新鮮さが命だが、「ワンダーJAPAN」では紹介したものが

なくなっても、それはそれで「在りし日の貴重な記録」となります。


実際、「ワンダーJAPAN 2号」で紹介した通称「軍艦アパート」(大阪・下2点)は

解体されて二度と目にすることはできなくなりましたが

解体直前の様子や、廃墟になった時の姿は雑誌で確認できます。


























※ワンダーJAPANの本の多くは絶版ですが、電子書籍として購入可能。また、『ワンダーJAPAN全集セット』が今でもDVDとして発売されています。ワンダーJAPONの新刊が出ると半額セールをやるので、その時に三才ブックス通販などで買うのがオススメです。

購入→→ Amazon  三才ブックス


出版業界全体が冷え込むなか、あらゆる雑誌が冬の時代となっていますが

ずっと心の中にこんな思いが消せませんでした。

「ワンダーJAPANは絶対ニーズがある」

「まだまだニーズを掘り起こせていない」


休刊後、十数年ぶりに月刊ラジオライフ編集部に戻され

月刊誌とその関連本の編集作業に追われながら以下の本を作りつつ時は流れ

ワンダーJAPAN 日本の不思議な《異空間》800

ワンダーJAPAN Collection 軍艦島と産業遺産

バイコヌール宇宙基地の廃墟

池島全景

幽幻廃墟

旧ソ連遺産

社内からも、他の出版社や業界の方々からも休刊を惜しむ声があり

SNSでエゴサーチすれば、懐かしむ人々、復刊を望む人々の声がワンサカと見つかる状態。

思いは確信に変わります。


2019年末付けでワンダー関連の仕事に専念するため会社を辞めてフリーとなり

2020年6月24日、復刊させたのが「ワンダーJAPON」(スタンダーズから発売)です。

「ワンダーJAPANの問い合わせがくると混乱するから、よそで出すなら名前をちょっと変えてね」と社長に言われたので、タイトルはちょっと変えてあります。

「ちょっと」と言われたので「ちょっと」です。